障害者支援施設での仕事内容

介護系の職場として老人ホームやデイサービスなどの高齢者介護施設の他に、自力で生活することが困難で介護や援助が必要な障害者を対象とした障害者支援施設があります。ちなみに資格がなくても働くことができますが「発達段階」の知識が必要です。知的障害や発達障害、身体障害など施設によって入所している障害者の割合は異なり、抱える問題も様々です。特定の障害者に偏った施設もあります。

仕事内容は、施設内や関連施設での入浴介助や食事介助などの生活介護がメインです。障害者支援施設に入所しているほとんどの方が障害者程度区分4以上(50歳以上の場合区分3以上)であることから、おむつの交換も必要とされます。また自立困難な方に調理の仕方を教えたり、パソコンの使い方を教えたり、就労を支援したりするなど自立訓練も行います。合間に行うレクリエーションや運動、野外活動も入所者の精神衛生面において、また自立の一助として欠かせません。入所者の金銭管理や事務仕事もケースによっては必要であり、家族とのコミュニケーションは欠かせないためコミュニケーションスキルが求められます。

勤務体系はシフト勤務。障害者支援施設の入所者は夜中も施設で生活するため、夜勤や早出、遅出があります。障害者支援施設はどこも満床で入所待機者が多いため、欠くことのできない施設であり仕事です。仕事内容は大変かもしれませんが、他施設に比べて福利厚生が充実しているところが多いのです。障害を抱えた方と支援を通して感情を共有できたときの喜びが大きなやりがいです。