障害者雇用促進法により、企業の法定雇用率が決められてから、企業の障害者雇用が当たり前となってきました。それと同時に障害者側の求職意識も高まってきています。しかしながら、障害の程度や年齢もそれぞれ異なるわけですから、一人一人への対応が必要です。障害者支援施設では、日常生活における色々な支援や働く意欲に応えるための支援など、個々に適した支援が行われています。
朝、来訪し夕方自宅に帰る日中一時支援する通所型、短期間の入所必要者の受け入れ等を行っている入所型という方法もあります。日中、作業可能な方に対しては、段ボールの組み立て、パンの製造・販売、機械部品の組み立てなど様々な作業を支援しています。施設での主な仕事は、利用者の生活支援ですから、各利用者とコミュニケーションをとりながら個別に対応していきます。また、施設では、レクレーション、創作活動、音楽活動なども行い、その人らしく楽しめるような支援が行われます。
利用者の安心と生きがい、楽しみや喜びなどを実現するため、力を発揮できるのはうれしい事です。利用者が持っている能力を最大限に生かせるよう、環境を整備するのも大切な仕事です。時には、思わぬ能力を発揮する利用者のために、めざとくあってその力を伸ばせるよう支援するのもやりがいがあります。もちろん、健康管理や生活習慣病の予防などにも配慮し、ご家族のニーズにも応えていく必要があります。いずれにしても、利用者の幸福と生きがいの手助けができるやりがいのある仕事です。